2024年10月28日 — Dobotはこのたび、最新のターンキーパレタイジングソリューションを発表しました。本ソリューションには、革新的な3Dパレタイジングシミュレーションやビジュアル設定機能などが搭載されており、導入前に動作を視覚的に確認しながら効率向上を図ることが可能です。これにより、エンドオブラインの作業効率が大幅に改善され、生産性の向上がさまざまな業界で期待されています。
本オールインワンパレタイジングワークステーションには、最大20kgの可搬重量と最大2,100mmの積み上げ高さに対応する高性能協働ロボット「DOBOT CR20A」が搭載されています。1分あたり8〜13個のペースでパレタイジングを行うことができ、高速かつ安定した運用が可能です。さらに、異なる生産ライン間での柔軟な切り替えにも対応しており、多様化する現場のニーズに幅広く応えることができます。
スピードが求められる現代の生産現場では、パレタイジングの設定作業が大きな課題となっています。オペレーターは効率的な設定を見つけ出すために試行錯誤を繰り返し、実機テストを何度も行う必要があり、その結果、時間とコストの無駄が発生しがちです。製品の種類や梱包形態の違い、ライン変更への迅速な対応が求められる中で、従来のやり方には限界がありました。
こうした課題を解決するために、Dobotは3Dパレタイジングシミュレーション機能を新たに導入しました。この革新的な機能により、実行前に積載パターンを仮想空間でシミュレーションし、視覚的に確認することが可能になります。これにより、各生産ラインに応じた積載構成を事前に把握・評価でき、パレタイジング戦略の迅速な最適化が実現します。
また、パラメータ調整に伴うライン停止時間を大幅に削減する効果も期待できます。
プロセスパッケージソフトウェアに搭載されたDobot 3Dパレタイジングシミュレーション
多くの現場では、パレタイジングシステムの初期設定が複雑で扱いにくいという課題があります。従来のシステムではプログラミングが必要であったり、操作画面が直感的でなく、設定に時間がかかるケースも少なくありません。その結果、専用トレーニングを受けた人材が不可欠となり、導入のハードルが高くなっていました。
Dobotは、プログラミング不要で簡単に設定可能なワンストップパレタイジングソリューションにより、こうした課題を解決します。
中規模および大規模の製造業では、より高速かつ大量のパレタイジングが求められており、品質を維持しながら効率と処理能力の向上を常に追求しています。
Dobotのデュアル吸着モードは、一度に2箱を同時に把持することで、高いスループットを実現します。この機能により、最大で62.5%のパレタイジング効率向上が可能となり、迅速かつ効果的な搬送作業を実現します。また、現場のニーズに応じて、1箱または2箱の吸着を自由に切り替えられるため、多様な生産要求にも柔軟に対応できます。
Dobotのパレタイジングシステムでは、シングル吸着モードとデュアル吸着モードのどちらを使用しても、積載形状の整合性が損なわれることはありません。これにより、高いスループットを維持しながらも、パレタイズされた荷物の品質や安定性を確保することができます。
デュアル真空グリッパーで2箱同時にピックアップ
食品・飲料業界や家電業界などでは、製品の形状や種類が多岐にわたり、梱包形式・生産ライン・積載パターンもそれぞれ異なるため、柔軟な対応が求められます。
Dobotのパレタイジングソリューションは、箱のサイズや形状に応じて柔軟に対応可能なカスタマイズ積載パターンを提供し、高い運用自由度と適応力を実現します。また、積載パターンを自動で生成できるため、従来のような手動による煩雑な設定作業は不要。これにより、導入や調整にかかる時間を大幅に短縮し、需要の変化にもスピーディーに対応できる体制を構築できます。
本ソリューションは、パレタイジング中に中間仕切りを挿入できる柔軟な設定に対応しています。この機能により、特に食品・飲料業界など積載安定性が求められる現場において、積み上げの強度と整形性を大幅に向上させることが可能です。
Dobot プロセスソフトウェアによるパレタイジングパターンの自動生成
繰り返し作業や重労働が伴うパレタイジング工程を自動化することで、導入から8〜10か月以内での投資回収が期待できます。Dobotのターンキーパレタイジングソリューションは、運用の最適化とともに、メンテナンスコストや人件費の削減も実現します。さらに、導入後すぐに使用可能な一体型ソリューションとして設計されており、生産性と業務効率を迅速に向上させることができます。
プロジェクトの立ち上げから製品のパレット積載に至るまで、Dobotは協働ロボットによるパレタイジング導入をスムーズかつ効率的に進めるための専門的なサポートとリソースを提供します。貴社のニーズに合わせたカスタマイズ可能なパレタイジングソリューションから、豊富なエンドエフェクター(のラインナップに至るまで、Dobotはあらゆるパレタイジング課題を解決する最適なパートナーです。
Dobotは2015年に設立され、協働ロボットおよび卓上型ロボットアーム分野における世界有数のリーディングカンパニーです。AI、システム統合、インテリジェントセンシングなど、コア技術はすべて自社開発されており、産業のスマート化と自動化をグローバルに支援しています。
Dobotの協働ロボットおよび各種ソリューションは、製造業、医療、サービス、小売業など幅広い分野で活用されており、自動化・知能化・柔軟な生産体制の実現を通じて、最小限の人手で最大限の成果を生み出すサポートを行っています。また、Dobotは産学連携を積極的に推進しており、次世代の人材育成を通じて産業の未来を切り拓く取り組みも行っています。
Dobotは、中国における協働ロボット輸出実績No.1の企業として、アメリカ、日本、ドイツをはじめとする各国に拠点を展開し、強固なグローバルネットワークを構築しています。これまでに72,000台を超えるDobot協働ロボットが世界中で導入・稼働しており、現在では100を超える国と地域でDobotのロボットおよびソリューションが自動化に活用されています。
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